世代ギャップのある年下社員と上手く付き合うには？
年齢が離れていれば離れているほど、
やはりどうしても価値観というものは違うところが出てきます。
その世代間のギャップに戸惑ったり悩んだりする人は
少なくないようですね。
特に、年の離れた年下社員に対しては、
そのあまりの価値観や考え方の違いに
どう接していいかわからなくなる人も多いみたいです。
では、その世代間ギャップのある年下社員と
上手に付き合っていくためにはどうすればいいのか？
男女、世代問わず人気のあるタレントのYOUさん。
以前、放送されたテレビ番組内でのある話です。
YOUさんは、プライベートでも
若い１０代２０代の女優さんやタレントさんとも
非常に仲が良いんだそうです。
現在、YOUさんは４８歳。
母と娘ほど年齢が離れているのに、何故そんなに年下の子達が
親ほど年の離れた女性を慕うのでしょうか？？？
上下関係が特に厳しい芸能界。
気を遣わなければならない大先輩に、
プライベートまで一緒に過ごして楽しいと思わせるのは
YOUさんの人柄である事は間違いありません。
YOUさんが特に年下の子達と話す時に、
“あるフリ”をする事が時々あるそうです。
“あるフリ”って何だと思いますか？？
想像してみて下さい。
答えは...
『知らないフリ』だそうです。
結婚・離婚・そして再婚。
４８歳にもなり、芸能界も長く大方のことは経験済み。
でも年下の子達が、『YOUさん、知ってます?？？？？』
と話してくる話題には、いつも『知らないフリ』をするそうなんです。
『知らない！知らない！教えて?』
『何それ！初耳！そんな事知ってるなんて凄いね?』
こうやって若い子とのコミュニケーションを測り
相手から話を引き出し、気持ちよく話させてあげるそうなんです！！
大人な対応ですよね。
YOUさんはたとえ知っている話でも『そんな事、知ってるよ?』
とは決して言わないそうです。
『知ってる』と言ってしまえば、話はそこで終わり。
会話が途切れてしまいますよね？
上手な相手の引き出し方だと思いませんか？
年上の者は年下の者についつい説教じみた、まるで上から目線で
教えているかのようなコミュニケーションの取り方をしがちです。
知識などはやはり年上の方が多いものです。
経験だって年の分だけ若い人よりも多いでしょう。
それが仕事の話となれば、身をおいている年数自体が違いますから、
年上の方が知識も経験も多いのは当然ですよね。
そのため、どうしても「自分の方が知っている」という
意識を持ってしまいがちです。
しかし、コミュニケーションは、
どちらの方が知識を持っているか、
もっと言えばどちらの方が上かを争う場ではないんです。
わざわざ「自分の方が知識は上だ」とアピールされて
いい気分になる人はいませんよね。
人間というのは、認められたい願望がとても強い生き物です。
特に若い人は、職場では比較的否定されることが多い立場です。
だからなおさら、認められたいという気持ちが強くなるのです。
相手の話をよく聞き、良さを引きだし社員の士気を高めるのも
上司の仕事とも言えるでしょう。
マネージメント、すなわち管理とは人を良く理解する事なのです。
聞く耳を持てる上司は好かれます。
まずは相手の話をよく聞いてあげて下さいね。
何故そうしたのか？？
何故そんな風に思ったのか？？？
必ず理由が存在します。
頭ごなしに怒るのではなく、そうした理由に対して聞く耳を持つ事が、
年下社員とのコミュニケーションの際には非常に重要です。
YOUさんの行なっている「知らないふり」。
これは、世代の離れた若い人と上手にコミュニケーションを取っていく、
大きなヒントになると思います。
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